INEとは?
EtherCAT Network Configurationという意味で、モベンシス(Movensys)社独自の通信定義です。その装置で使用したい機能をまとめたファイルになります。
WMX3-EtherCAT マスタがこのファイルを読み取り、通信開始時のスレーブの初期化や設定に使用されます。
①スレーブの起動情報の定義、②WMX3-I/O 空間と PDO の紐づけ、③WMX3-API 変数空間と PDO の紐づけを行います。
ENI ファイルを使用する目的
ESI ファイル内のすべての情報をエンジンからロードする場合、不要な情報が一緒にロードされ、メモリが無駄に消費されロード時間の遅延などが発生します。そのため、個別に最適化された ENI ファイルを作成します。ENI ファイルの作成後は、スレーブ通信接続に関する情報が ENI ファイルに格納されているため、ESI ファイルがなくても通信することが可能になります。
ENI ファイル名
ファイル名は8桁の数値2つで構成されますが、前半がベンダーID、後半がデバイスIDです。同じ型式の製品は共通のENIとなります。
同一スレーブを接続している場合、eniファイルは1つのみになります。
ESIファイルを元にENIファイルを作成する方法
オリジナルファイルの準備
スレーブ開発メーカが作成したESIファイル(xml)を”C:\Program Files\SoftServo\WMX3\ESI”にコピーします。このフォルダーにあるデータを参照して、独自ファイルを作成します。
独自ファイルを作成するアプリ
EcConfiguratorアプリを起動します
アプリの使用方法はこちらを参照してください。
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